工事中止し対応協議の和解案 沖縄県が前向き検討

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NHK 2月15日 19時48分
            

                               
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        沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設先とされている名護市辺野古沖の埋め立て承認を巡り、国が沖縄県を訴えた裁判の弁論が福岡高等裁判所那覇支部で行われました。
弁論のあと裁判所による和解の協議が行われ、国が工事を中止して県と今後の対応を改めて協議するべきだなどという裁判所の和解案について、県側は前向きに検討する考えを伝えたということです。
名護市辺野古沖の埋め立て承認を巡って、沖縄県の翁長知事が承認を取り消したことに対し、国は取り消しを撤回する代執行を求めて起こした行政訴訟は、１５日に福岡高等裁判所那覇支部で４回目の弁論が開かれました。
この中で、翁長知事は国と県の双方の弁護士から質問を受け、前の知事が行った承認について「埋め立てる必要性がなく法律上の問題があった」という考えを改めて示しました。先月の裁判のあと裁判所は和解を勧告し、１５日も審理の終了後に裁判官と双方の弁護士が出席して和解の協議が行われました。
協議を終えて翁長知事は記者会見し、国が工事を中止して県と今後の対応を改めて協議するべきだなどという裁判所が出していた和解案について、前向きに検討する考えを伝えたということです。
裁判は今月２９日に開かれる次回の弁論ですべての審理が終わる予定です。