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NHK 2月17日 20時19分
ブラックホールなど宇宙の謎に迫る日本の新しい天体観測衛星が17日午後5時45分、鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Aロケット30号機で打ち上げられ、打ち上げは成功しました。JAXA=宇宙航空研究開発機構は、これまで「アストロH」と呼んでいた衛星の名前を17日夜、新たに「ひとみ」と命名しました。
新しい天体観測衛星を載せたH2Aロケット30号機は、1段目のメインエンジンに点火したあと、2本の補助ロケットにも点火し、午後5時45分、ごう音とともに発射台を離れました。
そして、燃焼を終えた補助ロケットや1段目のエンジンを次々に切り離したあと、2段目のエンジンで飛行を続け、打ち上げのおよそ14分後、高度579キロ付近で衛星を予定どおり、地球に回る軌道に投入し、打ち上げは成功しました。
JAXAでは、衛星側と通信を行って異常がないことを確認し、これまで「アストロH」と呼んでいた衛星の名前を17日夜、新たに「ひとみ」と命名しました。JAXAは、「ひとみ」と名付けた理由について、宇宙を見る新しい目としてさまざまな発見を期待したいという思いを込めたとしています。
「ひとみ」は、「宇宙の天文台」ともいえる衛星で、JAXA=宇宙航空研究開発機構が、NASA=アメリカ航空宇宙局などと協力して開発しました。
地球上では大気に吸収されて観測できない「エックス線」を、これまでより最大100倍高い感度で捉えることができ、ブラックホールの成り立ちなど宇宙の謎の解明につながると期待されています。
「ひとみ」は今後、試験観測を行って、順調にいけば、ことし11月ごろから本格的な観測を始めることになっています。
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